This story just began 開発後記1
今回は本編にオマケファイルが付いてないので、ここで色々書いてみようかと思います。
シナリオについて
スピリットファイアはシステムはフレンドリーに作ったつもりですが、逆にシナリオは突き放してみました。
そのため、最初に敵たるカンプアクストの組織説明も台頭経緯もなく、司令部から始まるわけです。
あくまで一士官の視点からなので、大局の説明は最小限にしてあります。
最後のエンディングも、本当の敵はまだ潰えたわけではないというスッキリしないカタチで終わらせました。
これは、スピリットファイア自体は後に続く戦争の序章、まだストーリーは始まったばかりということもあるためなのですけれど。
北のブリヤートの将軍が出てくるのも続編への伏線になっちゃうわけで。
しかしまー、コンパクが銅と散々だったので続編はないでしょう。
とにかく今回は正直、ちょっとテーマが自分には重すぎました。多すぎるキャラクターとシビアなテーマをうまく消化し切れませんでした。
クズネツォフとフドゥールとケヴィンをもっと上手く使えたらなと思いますね。
これならキャラクターを削ってシンプルにドンパチやらせるゲームにすりゃ良かったと思いました。
一応これでも、最初一度できてたやつをぶっ壊して全部セリフ打ち直して、戦闘マップも作り変えたのよ……って、作り直してこれじゃ作者の無能ぷりをさらけ出してますね。
マップ小ねた タイトルについて。
夜のカレリア FORBIDDEN
クズネツォフの国王への反乱→許されざる者(FORBIDDEN)。
デッドエンド作戦
デッドエンド→行き止まり。終わり。夜明けの運命を尽きさせるためにデ・マヨが命名。
黒斧の夢の終わりに END OF THE BLACK AXE'S
DREAM
海外の古い戦略ボードゲーム"鋼鉄の夢の終わりに"より。最後に"に"があるあたり、訳者のセンスがいいと思う。
北方からの使者 COLONEL AND CAPTAIN
ロジャー大尉と気の弱い大佐のマップ。最初はDOUBLE
CAPTAINにしようかと思った。CAPTAINは国によっては大佐だったり大尉だったりと変わるので。
反撃の烽火 A CITY TOO FAR
元ネタはA BRIDGE TOO FAR、遠すぎた橋。
終末への入口 ROUTE 322
322号線……地元に走ってる国道の名前。セバストみたいな小さな国に、322本も国道走ってるのかよという疑問はさておき。
カンダラクシャ崩壊 Kandalaksha brule-t-il?
"カンダラクシャは燃えているか?"、元ネタはヒトラーの"パリは燃えているか?"より。