Sevast King Guards Army セバスト国王親衛隊
 国防軍とは別に設立され、国王の命によってのみ行動する部隊。部隊規模は大きくないが、最新型の装備や優秀な人材が優先的に廻されている。セバスト人のみによって編成されていた時期もあったが、昨今の風潮から、人種による区別はなくなった。

ロジャー
 国王親衛隊第11中隊長。大尉。
 ツェルマット人だが、国王への背信行為を行ったハイデンを激しく憎悪している。ガンコなまでに自分の信念を貫く男。
ウカー
 ロジャーの部下。あまり自己主張をすることがない。影が薄い。
アルシオ
 ロジャーの部下。情報分析が専門。セバスト人のエリート階級出身でやや高慢な部分がある。
ゴッダン
 ロジャーの部下。元戦車乗りで機動歩兵乗りに転属した。気のいいオッサン。
アントン・シュミル
 国王親衛隊の総司令。
 カンプアクストに対抗するため、首都カレリアに親衛隊を派遣する。

Sevast Deffence Force セバスト国防軍
 セバストの正規軍。セバスト人・ツェルマット人問わず受け入れている。志願制。しかし、出世スピードはセバスト人の方が早い傾向があり、不満も出ている。首都方面軍・中央方面軍・南部方面軍・東部方面軍の4つの軍がある。陸戦兵力は、自国で機動歩兵を開発するなど、かなり高いレベルにあるが、空軍力と海軍力には極めて乏しく、陸軍の中に組み込まれる形となっている。

フドゥール・フォン・ボック
 国防軍中佐。かつての戦闘によって重傷を負い、機械の仮面を付けている。機動歩兵の腕前とその人格から、名声高く、国王からの信頼も厚い。国王付次官ホーフェンリンやロジャーと、カンプアクストの動向への対策を立てていたが……。
レン
 国防軍中尉。首都方面軍所属。
 カンプアクストのクーデターで国防軍部隊が次々と降伏・寝返りをする中、最後まで抵抗をしようとする。国王を欺く形で勢力を伸ばしてきたハイデンを嫌悪している。感情で動くタイプ。
ケフィン
 国防軍少尉。首都方面軍所属。レンの部下。レンと共にカンプアクストと戦う。独自の世界観を持っていて、変人扱いされることが多い。
アリタ
 国防軍少佐。南部方面軍所属。優秀な軍人。普段はおっとりしているが、いざとなると高い能力を見せる。
スティ
 国防軍中尉。南部方面軍所属。アリタの部下。皮肉屋だが、実力は高い。
フリードリヒ・イーン
 国防軍中将。南部方面軍司令官。反カンプアクスト派。
戦車戦のプロ。その気さくな性格から、部下からの評価は高い。
ヴェインシンコ・デ・マヨ
 国防軍中将。中央方面軍司令官。中立派。防御戦で高い実力を発揮する。
ゴード
 国防軍参謀。士官学校のトップエリート。
 銃を持っての実戦経験はないが、カンプアクストへの牽制作戦などを立案・実行し、国防軍内では高い評価を得ている。やや自信過剰なきらいがある。
ハインリキ
 国防軍少将。首都方面軍司令官。

Sevast Government セバスト政府
 セバストの政府。民主政治を基本としているが、国王を未だに頂点に戴いている。台頭してきたツェルマット党への対策に追われ、国内事情は混乱の方向へ向かっている。

コルサコフ国王
 セバストの最高権力者。
 ツェルマット人に理解を示し、ハイデンへの譲歩姿勢を取った。しかし、それはセバスト人の反発を受け、また、ツェルマット人は強大になっていくハイデンを支持し、苦しい立場に置かれている。
ケヴィン・コルサコフ
 国王の姪。セバスト内務省勤務。自立心の強い女性で、国王の姪という立場で見られることを嫌う。
ハインツ・ホーフェンリン
 国王付次官。ロジャーの親友。
 優れた政治感覚を持つ男。その感覚でカンプアクストの危険性を再三国王に警告してきた。クーデターに際し、彼は行動を始める。


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